医療脱毛について
医療脱毛とは、医療機関でしか扱えない高出力の医療用レーザー脱毛機器を使用した施術のことです。医療従事者によって施術されるため、高い安全性と効果が期待できます。
医療脱毛の最大の特徴は、毛根に破壊に有効な周波数のみを照射することにより周囲組織への影響を最小化できる点です。このため、効果的に体毛を除去することが可能です。医療行為なので、クリニックや医療機関でのみ受けることができます。
エステ脱毛と比較すると、医療脱毛は効果が高く、施術回数も少なくて済みます。また、医療機関での施術なので万が一の合併症へも迅速な対応が可能で、安心して施術を受けることができます。
施術が適している方
高い脱毛効果がほしい方、少ない回数で脱毛をおわらせたい方、エステ脱毛で効果がなかった方、過去のエステ脱毛などで硬毛化が起こっている方
施術効果
１、少ない回数で完了する
医療脱毛は効果が高いため、施術回数が少なくて済みます。通常、エステ脱毛では15回以上の施術が必要ですが、医療脱毛では個人差はあるものの10回程度で終了します。早く脱毛を完了させたい方には医療脱毛がおすすめです。
２、高い脱毛効果と少ない合併症
医療脱毛は発毛組織を破壊するため、持続的な脱毛効果が期待できます。再び毛が生えてくる確率も低く、何度もクリニックに通う必要がありません。一方、IPLによるエステ脱毛は行うのが無資格者で合併症への対応ができないため、出力を十分上げられません。そのため脱毛効果が不十分だったり、毛が固くなる硬毛化を起こりやすいです。そのため医療脱毛に切り替える方も多くいます。
３、医療従事者による施術
医療脱毛は、国家資格を持つ医療従事者によって施術が行われるため、安心して受けることができます。安全性を最優先に考え、状況によっては施術をお断りすることもあります。脱毛は身近な存在となりましたが、リスクは完全にはなくなりません。医療脱毛では、患者様の肌状態を評価し、医師の判断に基づいた適切な施術を行います。
４、アフターケアで肌トラブルに対応
施術後に万が一、火傷や腫れなどの肌トラブルが発生した場合でも、医師が常駐しており迅速な対応が可能です。エステサロンの場合、自身で医療機関に受診する必要があります。医療脱毛では医師による再診察と適切な処方や処置が行われるため、安心です。
施術の方法
医療レーザー脱毛は、レーザー装置によって特定の波長のレーザー光を出力させ、メラニン色素（毛の色素）に反応させます。この照射により、毛を生やす機構が破壊され、一度脱毛された毛は再び生えてこなくなる仕組みです。患者さんの状態や毛の部位により使う周波数や照射方式（いわゆる熱破壊式と蓄熱式）を切り換えて施術し、より高い効果を得られます。
ただし、毛には「毛周期」と呼ばれる成長と休止のサイクルがあり、脱毛できるのは「成長期の毛」だけです。一方、退行期や休止期の毛はメラニン色素が薄まっているため、どれだけ高出力で照射しても、ほとんど脱毛効果は得られません。つまり一度の照射で全ての毛を完全になくすことはできず、退行期や休止期だった毛の毛周期が切り替わって成長期になった時に再び照射する必要があります。
そのため、複数回の施術を行い、毛が生え揃った後に再度照射することで、全体的な半永久的な脱毛効果を得ることができます。各施術の間隔は毛の成長サイクルに合わせて計画されます。
医療脱毛では、医学知識に基づいて合理的に施術を行うことで、効果的かつ持続的な脱毛が可能となります。
