ルビーレーザーについて
ルビーレーザーは、青、黒、茶色の色素に高い吸収率を持つ特徴があります。この特性を利用して、肌の表皮と真皮の両方に存在するシミやそばかすの治療に非常に効果的です。ほとんどのシミやアザを効果的に改善することができます。
施術時に照射されたレーザーは、肌の表面を通過し、皮膚内部に存在するシミやアザの原因となるメラニン色素に集中的に作用します。この作用により、メラニン色素を破壊し、治療を行います。ルビーレーザーは、メラニン色素にのみ反応するため、周囲の正常な皮膚にダメージを与えることなく、効果的な治療が可能です。
施術が適している方
シミ、そばかすを取りたい方 あざが気になる方
施術特徴
１、表皮と真皮の両方に効果的です。
さまざまなタイプのしみやあざ、例えば表皮性のしみ、そばかす、ほくろから真皮性のあざや色素沈着まで、異なる特性を持つ様々な問題に対しても、強力なレーザーを用いて効果的に治療することができます。隆起を伴うほくろについては局所麻酔を使い、CO2レーザーを併用して切除・除去します。
２、肌へのダメージが少ないです。
ルビーレーザーは、皮膚内部に存在するしみやあざの原因となるメラニン色素にのみ作用するため、正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑えた治療が可能です。特に、当院ではフラクショナルハンドピースを用いた「ルビーフラクショナル」も可能なのでほとんどかさぶたを形成することなくシミの治療が可能です。
３、外来通院のみで治療が可能です。
ルビーレーザーはメスを使用しないため、傷跡が残りにくく、ダウンタイム（施術後の腫れや赤み）も短いです。そのため、通院だけで治療を受けることができます。
４、施術時間が短くて済みます。
ルビーレーザーは瞬間的な光を用いて、熱エネルギーを効果的に放射します。そのため、施術時間は短く、気になるしみやあざに対して迅速に作用します。
施術効果
１、あざの改善
ルビーレーザーは茶あざ、黒あざ、青あざといったタイプのあざに効果的です。これらのあざはメラニンの生成によって生じますが、メラノサイトが皮膚近くにある場合には茶あざや黒あざとして現れ、皮膚の深部（真皮）近くにある場合には青あざとして見えることがあります。赤みが起こる赤あざには、赤みに反応するLPヤグレーザーが使用されます。
２、シミやそばかすの除去
紫外線から肌を守るために生成されたメラニン色素が過剰に分泌され、色素沈着が起こりシミやそばかすの原因となります。紫外線の影響だけでなく、エストロゲンの増減、ストレス、加齢、睡眠不足なども要因となります。
施術の方法
１、ルビーレーザーの照射
ルビーレーザーは皮膚の深い部分（真皮層）に存在するメラニン組織を破壊します。この施術は肌へのダメージを最小限に抑えながら、深く位置するしみやあざにも効果を発揮します。
２、メラニン色素の破壊
施術直後は表皮が浮くIWP(Immediate Whitening Phenominom)が起こり、その後かさぶたを形成します。個人や部位によって異なりますが、5～7日程度でかさぶたがとれ、メラニン色素がない肌が現れます。体質や物理的な刺激によって炎症後色素沈着が起こる場合がありますが、保湿と遮光をしながら美白のための内服を行うことで改善していきます。
３、その後の変化
炎症後色素沈着が起こったとしても、6カ月ほど経てば正常な肌へと変化していきます。施術後は保湿と遮光が非常に重要なので、日焼け止めや保湿クリームによるスキンケアをしっかり行うよう、よろしくお願いします。（当院にも扱いがあります）
